特集 Q&A 自動吻合器・縫合器の安全,有効な使い方
(Editorial)器械吻合・縫合の小史と問題点
萩原 優
1
Masaru HAGIWARA
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院外科
pp.987-990
発行日 1997年8月20日
Published Date 1997/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902789
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はじめに
創傷縫合の歴史は古く,紀元前900年代に蟻に傷口を噛ませ,頭だけを残して縫合した生物ステープルに端を発し,その後様々な工夫がなされてきた.
器械吻合・縫合が本格的に開発されたのは,この半世紀であり,現在のように広く一般的に臨床応用されたのは,わずか20年前からであり,保険で認められてからは10年あまりに過ぎない.
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