Japanese
English
臨床報告・1
腹壁瘢痕ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術の1例
Laparoscopic repair of the incisional abdominal hernia: A case report
小原 靖尋
1
,
福田 武隼
1
,
高橋 秀光
2
,
門馬 公経
2
,
小暮 洋暉
2
Yasuhiro OBARA
1
1福田記念病院
2獨協医科大学第2外科学教室
キーワード:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
腹腔鏡下修復術
Keyword:
腹壁瘢痕ヘルニア
,
腹腔鏡下修復術
pp.1495-1498
発行日 1996年11月20日
Published Date 1996/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902580
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はじめに
腹壁瘢痕ヘルニアは,外科的治療でのみ唯一根治が可能であるが,腹壁瘢痕ヘルニア根治手術後の再発率も比較的高い1).しかし,腹壁瘢痕ヘルニアに対する手術法の中で,メッシュなどのpros-thesisを用いた補綴術は比較的再発率も低いと報告されている1).また,最近では手術侵襲や疼痛の軽減などの利点から腹腔鏡下手術が急速に普及し,さまざまな外科手術が腹腔鏡下に施行されつつある.今回われわれは,開腹胆嚢摘出術後の腹壁瘢痕ヘルニアに対し,マーレックスメッシュを用いた腹腔鏡下修復術を施行し良好な成績が得られたので,手術手技を中心に報告する.
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