特集 肛門疾患診療のポイント—エキスパート17人のノウハウ
裂肛診察のテクニック
小内 信也
1
Nobuya KOUCHI
1
1小内医院
pp.553-555
発行日 1996年5月20日
Published Date 1996/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902281
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裂肛診察に限らず肛門診察は,患者が恐怖や羞恥心を抱かないよう医師およびバイスタッフは努めて明るく対応し,風邪で胸部や口腔診察を受けるのと同じ感覚を持たせることが大切である.診察する際は,患者本人から見えない位置で行うため,これからどのような診察をするか説明しながら患者の緊張をほぐし,各症状の有無,程度を把握し,また極力疼痛を与えないようにすることが要求される1).
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