Japanese
English
臨床報告・1
横隔膜弛緩症に合併した胃軸捻転症の1例
A case of volvulus of the stomach complicated by diaphragmatic eventration
北山 佳弘
1
,
金 昌雄
1
,
大橋 秀一
2
,
余田 洋右
2
Yoshihiro KITAYAMA
1
1白鷺病院外科
2宝塚市立病院外科
キーワード:
横隔膜弛緩症
,
胃軸捻転症
Keyword:
横隔膜弛緩症
,
胃軸捻転症
pp.253-257
発行日 1996年2月20日
Published Date 1996/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902225
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はじめに
横隔膜弛緩症は,横隔膜が弛緩して胸腔内に著しく挙上した状態を指し,しばしば胃の軸捻転を伴う1).このことは,上部消化管造影の普及で,小児例を含めると現在まで多くの報告をみるようになった2).今回われわれは,後天的に発生した横隔膜弛緩症に胃軸捻転を合併し,外科的治療を行った症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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