病院めぐり
秋田赤十字病院外科・胃腸科外科
高野 征雄
pp.220
発行日 1996年2月20日
Published Date 1996/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902215
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秋田赤十字病院は大正3年に創立され,東北・北海道では初めての赤十字病院です.昭和43年に現在地に移転・新築(360床)し,昭和49年に秋田県交通災害センター(現秋田県救命救急センター:50床)と秋田県神経病センター(30床)が併設されました.秋田駅から徒歩7分の中心街にある現病院は,駐車場もなく手狭なため,3年後にオープンする予定で,現在,市の郊外の約3万坪の広大な土地に新病院が建築されています.
当院の外科は,昭和43年,現病院が新築されたときから新潟大学第1外科教室より医師が派遣されています.昭和56年に高野征雄第1外科部長(現在に至る)が着任してから,それまで行われなかった食道癌,食道静脈瘤,肺癌などの開胸手術や,原発性肝癌,転移性肝癌(胃癌肝転移術後最長10年9か月生存)などの肝切除,PDを含む胆道・膵疾患などの手術が行われるようになりました.昭和61年,新潟大学第2外科から心臓血管外科,呼吸器外科の外科医が派遣されるようになって胸部外科が独立しました.また,昭和60年,工藤進英第2外科部長が着任してから,院内すべての大腸疾患の診断に大腸内視鏡(CF)が施行されるようになり,当院の大腸疾患の診断学は飛躍的に発展しました.
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