Japanese
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特集 外科医のための緩和ケア
緩和ケアにおける各種身体症状のコントロール
Control of physical symptoms in palliative care
前野 宏
1
,
恒藤 暁
2
Hiroshi MAENO
1
1東札幌病院緩和ケア科
2淀川キリスト教病院ホスピス
キーワード:
緩和ケア
,
症状コントロール
,
ステロイド療法
,
オクトレオチド
,
高カルシウム血症
Keyword:
緩和ケア
,
症状コントロール
,
ステロイド療法
,
オクトレオチド
,
高カルシウム血症
pp.1561-1566
発行日 1995年12月20日
Published Date 1995/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902155
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もはや治癒の見込みのなくなった末期癌患者がまず第一に求めるのは,身体的な安楽である.しかし,実際には多くの末期癌患者が様々な症状によって苦しんでいるのが現状である.癌性疼痛はかなりコントロールできるようになってきたが,その他の症状については未だ不十分である.本稿では,痛み以外の症状コントロールについて全身症状,消化器症状,呼吸器・その他の症状に分けて述べた.特に緩和ケアにおいて重要なステロイド療法について解説した.
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