特集 術後1週間の患者管理
Ⅲ.注意すべき状態の患者管理
幽門狭窄患者
片井 均
1
,
佐野 武
1
,
笹子 三津留
1
,
丸山 圭一
1
1国立がんセンター中央病院外科
pp.368-369
発行日 1995年10月30日
Published Date 1995/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902096
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幽門狭窄症の定義は,はっきり定まったものがあるわけではないが,一般には胃幽門前庭部から十二指腸にかけての癌,またはこの部の消化性潰瘍の瘢痕化により,消化管径が細くなり胃内容の十二指腸への通過が不良となった状態をいう.消化性潰瘍例が激減した現在,本章では癌による狭窄についてのみ述べる.
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