Japanese
English
特集 多臓器不全—患者管理の実際
症例報告:重症広範囲熱傷患者の治療経験
Management for a severe burned patient
奈良 理
1
,
今泉 均
1
,
浅井 康文
1
,
鹿野 恒
1
,
森 和久
1
,
伊藤 靖
1
,
金子 正光
1
Satoshi NARA
1
1札幌医科大学医学部救急集中治療部
キーワード:
重症広範囲熱傷
,
輸液療法
,
呼吸管理
,
栄養管理
,
植皮術
Keyword:
重症広範囲熱傷
,
輸液療法
,
呼吸管理
,
栄養管理
,
植皮術
pp.1311-1317
発行日 1995年10月20日
Published Date 1995/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901993
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
熱傷は日常診療で遭遇する比較的頻度の高い疾患であるが,その程度は外来通院でよいものから集中治療管理を必要とするものまで様々である.特に重症広範囲熱傷患者の治療には,初診時における重症度の診断と適切な初期治療が重要となる.さらに,経時的に推移していく病態を理解したうえで,臓器障害に陥らないように先手を打つ治療が必要となる.そのためには,呼吸・循環管理のほか,代謝・栄養管理を含めた広範囲な知識と患者管理技術とともに,長期間におよぶ綿密な患者管理を行ううえで多くのスタッフの協力が必要である.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.