Japanese
English
臨床研究
手術時の深達度診断Mの胃癌218例の病理学的検索からみた縮小手術の適応と問題点
A study on limited operation against gastric cancer which seems to be M in depth of cancer invasion
山村 義孝
1
,
坂本 純一
1
,
紀藤 毅
1
Yoshitaka YAMAMURA
1
1愛知県がんセンター消化器外科
キーワード:
胃癌縮小手術
,
早期胃癌
,
リンパ管侵襲
,
リンパ節転移
,
手術時深達度診断
Keyword:
胃癌縮小手術
,
早期胃癌
,
リンパ管侵襲
,
リンパ節転移
,
手術時深達度診断
pp.895-898
発行日 1994年7月20日
Published Date 1994/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901590
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はじめに
近年,早期胃癌に対する縮小手術の必要性が叫ばれるようになってきたが,早期胃癌すべてが縮小手術の対象になるわけではなく,主としてリンパ節への転移状況の検討から,m癌(癌の浸潤が粘膜内にとどまるもの)の一部に適応があるとする発表が多い1).
しかし,m癌であるかどうかは切除標本の組織学的な検索で初めて明らかになるものであり,手術時には肉眼観察や触診によって深達度を推定するにすぎない.この推定深達度と組織学的な深達度とは必ずしも一致せず,縮小手術を進めていく上での問題点の1つとなっている.
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