病院めぐり
鶴岡市立荘内病院外科/国立別府病院外科
三科 武
1
1鶴岡市立荘内病院外科
pp.892-893
発行日 1994年7月20日
Published Date 1994/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901589
- 有料閲覧
- 文献概要
鶴岡市立荘内病院は,名曲「雪の降る町を」の誕生の地として有名な鶴岡市のほぼ中央に位置し,その歴史は1913年に創設された東田川郡,西田川郡組合立の病院に遡る.その後,鶴岡市立病院となり,戦時中は日本医科大学附属病院として機能し,戦後は再び鶴岡市立病院に戻った.現在の建物は1967年に完成し,現在16診療科を有し,入院病床数529床の総合病院に発展してきている.1993年には病院創立80周年を迎え,記念式典,市民健康講座,講演会などの行事が盛大に開催された.
当院は,山形県の日本海側,すなわち庄内地方を主な診療圏とし,その対象人口は約20万人で,文化的にも距離的にも山形県の内陸地方とは離れており,そのような地理的条件から,この地域内での完結された医療を望む声が多く,当地における基幹病院としての務めを果たしている.しかしながら,建物の老朽化,狭隘化が進み,現在,移転,新築計画の具体化が論議されている.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.