カラーグラフ シリーズ・新しい内視鏡治療・19
巨大食道憩室に対する胸腔鏡下手術—手術手技とわれわれの工夫
大上 正裕
1
,
安藤 暢敏
1
,
若林 剛
1
,
小澤 壮治
1
,
北島 政樹
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.261-266
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901492
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
腹腔鏡下胆嚢摘出術に端を発した近年の内視鏡下外科手術の発達は,まさに外科領域における革命的な進歩ともいえ,胸腔鏡下手術においても,自然気胸に対する手術から始まって最近では様々な疾患への適応が試みられている1-4).われわれは,嚥下障害を伴う巨大食道憩室の患者に対して胸腔鏡下に憩室切除術を施行し,良好な成績を得たので報告する.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.