Japanese
English
特集 スキルス胃癌の診断と治療
びまん浸潤型胃癌の浸潤と転移—他臓器浸潤例とリンパ行性進展例の治療について
Invasion and metastasis of diffuse infiltrative gastric cancer:Treatment of direct invasion of adjacent organs and lymphatic spreading cases
太田 惠一朗
1
,
中島 聰總
1
,
大山 繁和
1
,
山田 博文
1
,
石原 省
1
,
西 満正
1
Keiichiro OOTA
1
1癌研究会附属病院外科
キーワード:
びまん浸潤型胃癌
,
スキルス胃癌
,
他臓器浸潤
,
癌性リンパ管症
,
左上腹部内臓全摘術
Keyword:
びまん浸潤型胃癌
,
スキルス胃癌
,
他臓器浸潤
,
癌性リンパ管症
,
左上腹部内臓全摘術
pp.1523-1528
発行日 1993年12月20日
Published Date 1993/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901434
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
梶谷分類の“びまん浸潤型胃癌”のほとんどはスキルス胃癌である.若年女性に多い傾向にあったが,比較的全年齢層に分布し,高齢者では男性に多かった.当科での切除症例1,230例につき各種因子について検討し,びまん浸潤型胃癌の特徴,術式,予後,再発形式などについて述べた.拡大根治術式としての左上腹部内臓全摘術は,他臓器浸潤症例に対しては有効であるが,リンパ行性進展の強い症例では効果を認めず,さらなる集学的治療を求めていかなければならない.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.