Japanese
English
臨床報告
急性肝炎の治療中に発見された脾臓内炎症性偽腫瘍の1症例
A case of inflammatory pseudotumor of the spleen found during the treatment of hepatitis
小笠原 邦夫
1
,
西井 博
1
,
近藤 肇彦
1
,
青木 克哲
1
,
詫間 通央
2
,
熊谷 久治郎
3
Kunio OGASAWARA
1
1高松市民病院外科
2高松市民病院内科
3高松市民病院病理
キーワード:
脾良性腫瘍
,
炎症性偽腫瘍
Keyword:
脾良性腫瘍
,
炎症性偽腫瘍
pp.1469-1472
発行日 1993年11月20日
Published Date 1993/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901427
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はじめに
炎症性偽腫瘍(inflammatory pseudotumor,IPs)は種々の臓器に発生するまれな良性疾患で,特に脾臓に発生するIPsは非常にまれとされている.炎症の原因は不明であるが,近年,画像診断技術の進歩により,膵,肝の腫瘍の診断能力は著しく向上してきており,IPsの報告は多くなる傾向にある.筆者らも最近,脾臓内IPsの症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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