特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅷ.乳幼児の外来外科疾患
8.直腸肛門奇形
佐伯 守洋
1
1国立小児病院外科
pp.288-289
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901400
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先天的に肛門を欠如する直腸肛門奇形に対する治療は,外科手術により新たに肛門を形成することにあるが,形成された肛門のもつ機能は患児生涯のQOLに影響を及ぼす重大事である.本疾患を扱う際には,外観はもとより,できるだけ良好な機能を有する肛門を形成する努力が必要であり,そのためには病態,病型の正しい理解に立脚した適切な方針の下に正しい手術を行うことが重要である.
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