特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
17.皮下血腫
皆川 清三
1
,
長家 尚
1
1飯塚病院外科
pp.234-235
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901374
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皮下血腫は,鈍的外力(打撲,圧挫,牽引など)により,皮下軟部組織の損傷と血管の破綻をきたし,血液が軟部組織間隙に溜まった状態をいう.表在性と深在性があり,放置して自然に吸収されるものから,骨折や主要血管・神経損傷,筋・腱断裂を伴って観血的治療を要すものまで種々の段階がある.保存的か外科的治療かの見極めが非常に重要である.一方,血友病,白血病などの出血性素因性疾患によることもある.
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