特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅵ.尿路・性器
9.前立腺炎
村上 信乃
1
,
五十嵐 辰男
1
1旭中央病院泌尿器科
pp.186-187
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901353
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本疾患は,前立腺部圧痛,会陰部痛,腰痛など様々な症状を示す前立腺の炎症性または炎症類似様疾患であり,35〜45歳の壮年男子に多くみられる.炎症性は,前立腺液中に有意の白血球数(一般に10個/hpf以上)の存在を認めることにより診断され,病型は急性と慢性,細菌性と非細菌性に分類される.一方,前立腺液に白血球を認めなくても,前立腺炎と類似の症状を呈するPros-tatodyniaも広義の前立腺炎に含まれることが多い.
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