特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅱ.頸・肩
9.外傷性肩関節脱臼
小川 清久
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
pp.94-95
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901316
- 有料閲覧
- 文献概要
肩関節は,人体中もっとも脱臼の多い関節である.診断は容易であるが,しばしば骨折や末梢神経損傷を合併するので,整復前のX線撮影と神経学的検査は必須である.X線撮影には,二方向撮影(前後方向とScapular Y撮影)を用いる.整復は,新たな骨折や末梢神経損傷を生じさせないよう,できるだけ速やかに,かつ愛護的に行うべきである.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.