特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅰ.頭部・顔面・口腔
16.眼瞼腫脹
藤井 青
1
1新潟市民病院眼科
pp.44-46
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901294
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眼瞼は皮膚が薄いうえに,皮下の結合織が粗であるため,種々の原因で容易に腫脹し,浮腫の移動・拡張を起こす.
眼瞼に原因のある場合のほか,隣接臓器から波及する場合,全身疾患の部分症のこともある(表1).
適切な治療を行うには,発症時の状況,自覚症状,既往歴などの問診と,視診,触診の結果を総合し,適確に鑑別診断する必要がある.また,観血的治療は眼瞼の構造と機能に十分配慮しなければならない(図1).
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