特集 眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来診療のポイント—私はこうしている
所見からみた疾患
眼瞼腫脹
竹中 康雄
1
Yasuo Takenaka
1
1都老人医療センター眼科
pp.1520-1521
発行日 1989年9月30日
Published Date 1989/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210982
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診断のポイント(1504頁)にしたがって原因を突止めることが大切であるが,とくに眼窩疾患(眼窩蜂巣織炎,眼窩腫瘍など),副鼻腔嚢胞(粘液嚢胞,膿嚢胞)には留意する必要がある。ともに眼球突出を来すことが多く,眼瞼腫脹が高度の場合は眼球突出度に注目する。副鼻腔嚢胞では術後性上顎嚢胞が最も多く,副鼻腔炎の手術既往が診断の一助になる。鑑別が困難な場合にはX線検査,CT検査,MRI検査などを行う。
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