Japanese
English
臨床研究
胃切除後の経鼻胃管留置の是非
A study on the need of nasogastric tube following gastric resection
山村 義孝
1
,
坂本 純一
1
,
紀藤 毅
1
,
中里 博昭
1
1愛知県がんセンター消化器外科
キーワード:
経鼻胃管
,
胃切除術
,
術後合併症
,
術後離床時期
Keyword:
経鼻胃管
,
胃切除術
,
術後合併症
,
術後離床時期
pp.673-677
発行日 1993年5月20日
Published Date 1993/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901168
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はじめに
一般に,開腹手術後の数日間,①消化管内の減圧,②吻合部出血の有無を知る,③術後イレウスの鑑別診断などの目的で,経鼻胃管(以下,胃管)を挿入留置することが広く行われている.しかし,この胃管の留置が患者にとって精神的・肉体的に大きな苦痛となっていることは否めない事実である.
筆者は1987年10月以降の手術患者に対して,術後数時間以内に胃管を抜去するようにしているが,未だに大きなトラブルを経験していない.そこで,開腹手術後に胃管を留置することの是非を知る目的で,1987年10月以前の症例とそれ以降の症例を比較検討した.
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