カラーグラフ シリーズ・新しい内視鏡治療・6
腹腔鏡下虫垂切除術
加納 宣康
1
,
山川 達郎
1
1帝京大学医学部附属溝口病院外科
pp.153-158
発行日 1993年2月20日
Published Date 1993/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901098
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はじめに
近年の外科領域における内視鏡下手術の発展は,胆嚢摘出術に始まり今や消化管および各種実質臓器を含め,あらゆる臓器に応用されつつある.
急性虫垂炎の治療に関しても,欧米ではすでに多数の施設で腹腔鏡下虫垂切除術が施行され,虫垂炎の診断・治療法が大きな変貌を遂げようとしているが,本邦ではまだ馴染みのうすい術式であり,文献も少ない1,2).
本稿では,当科で施行している腹腔鏡下虫垂切除術の手技を詳述する.
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