特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
10.特発性心筋症
舛田 博文
1
,
村山 正博
2
1聖マリアンナ医大横浜市西部病院循環器内科
2聖マリアンナ医大第2内科
pp.170-171
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900983
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特発性心筋症は,心室壁の形態および病態から拡張型心筋症,肥大型心筋症,拘束型心筋症の3つの型に分類されている1).また,原因の明らかな,あるいは他臓器と関連のある心筋疾患は特殊心筋疾患(specific heart muscle disease)と定義されている.特殊心筋疾患は二次性心筋症と呼ばれていたもので,産褥心筋症,アルコール性心筋症などのように拡張型心筋症の型をとることが多い.ここでは頻度の高い拡張型心筋症と肥大型心筋症について述べる.
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