特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
9.うっ血性心不全
桂川 正幸
1
,
藤原 久義
1
1京都大学医学部第3内科
pp.168-169
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900982
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心不全とは,種々の原因による心機能の低下により,身体に必要な血液の拍出が維持できなくなった状態である.これに対する代償機序の結果,心内圧の上昇,体内の水分の貯留が起こり,静脈系のうっ血を生じたのが,うっ血性心不全である.
基礎疾患としては,冠動脈疾患,高血圧,心筋疾患,弁膜疾患,先天性心疾患,心膜疾患が主なものである.
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