特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅱ.感染症の薬物療法
2.腹膜炎
磯山 徹
1
1日本赤十字社医療センター消化器外科
pp.50-51
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900935
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腹腔内の炎症である腹膜炎(特に急性汎発性腹膜炎)の治療にあたっては,現在ある炎症を限局化し消失させるとともに,腹膜炎により急速に悪化した全身状態(細菌性ショック)を迅速に改善することがまず要求される.それと平行して,腹膜炎の原因疾患の検索と治療が行われ,さらに敗血症に併発する臓器合併症(臓器不全)の治療ないし予防対策を行わねばならない.
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