Japanese
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特集 大腸癌治療のフロンティア
右側大腸癌の手術方針
The operation for the right side of colon cancer
中島 厚
1
,
木村 幸三郎
1
,
馬島 亨
1
,
久保内 健生
1
,
和田 敏史
1
,
加藤 孝一郎
1
Atsushi NAKAJIMA
1
1東京医科大学外科
pp.1139-1144
発行日 1992年9月20日
Published Date 1992/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900879
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右側大腸進行癌(壁深達度pm以上のもの)の手術方針について教室の考え方を述べる.S0癌では腸管は腫瘍縁より口側,肛門側ともに5cm以上の切除とR2郭清を,S1以上では腫瘍縁より10cm以上の切除とR3郭清を基本としており,多くの症例で右半結腸切除術を行っている.切除腸管の範囲内には回結腸・右結腸動静脈と中結腸動静脈の右枝が含まれ,主幹静脈の上腸間膜静脈への流入部を露出しsurgical trunkを含めたmain nodeを郭清する.症例により,胃大網動静脈に沿うリンパ節や腸間膜根部リンパ節の郭清あるいは中結腸動脈起始部とその左枝の切離を加え,拡大郭清を行っている.
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