Japanese
English
特集 がん放射線療法の現況と進歩
大腸癌の放射線療法
Radiotherapy for colon cancer
木村 幸三郎
1
,
小柳 泰久
1
,
谷 千秋
1
,
中島 厚
1
,
加藤 孝一郎
1
,
永楽 仁
1
Kouzaburou KIMURA
1
1東京医科大学外科
pp.1189-1194
発行日 1989年9月20日
Published Date 1989/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210444
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大腸癌,特に直腸癌の治療成績向上の目的で,手術合併療法として集学的治療が広く試みられている.なかでも,局所制御の目的での放射線療法はその主たる地位を占めている.本稿では,手術合併療法としての放射線療法について,術前照射では自験例の結果を踏まえて論述し,また術中・術後照射ではその有効性を考察し,さらに放射線療法の今後の課題について細胞学的考察を加えた.本稿での論述をもとに直腸癌に対する放射線療法がより普及され,より良い効果が生ずることを望むものである.
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