Japanese
English
特集 いまイレウスを診療する
B イレウスの薬物療法
麻痺性イレウスに使う薬剤
Medical treatment of adynamic ileus
斎藤 幸夫
1
,
小西 文雄
1
,
金澤 暁太郎
1
Yukio SAITO
1
1自治医科大学消化器一般外科
pp.734-735
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900816
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
ポイント:麻痺性イレウスの診療のポイントは,麻痺性イレウスの原因となっている病態の診断にある.麻痺性イレウスの原因は,開腹手術後にみられる生理的なものから,直ちに開腹手術を必要とする重篤なものまで様々である.開腹手術後の麻痺性イレウスは通常2〜4日で自然に軽快することが多いが,時に遷延性の麻痺性イレウスがみられ,薬剤治療の対象となる.この場合も,麻痺性イレウスの遷延する原因が腹膜炎などの原疾患の持続でないこと確かめておくことが大切である.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.