電子内視鏡による大腸疾患の診断・13
表面型病変(2)—平坦・陥凹型大腸sm癌
鶴田 修
1
,
有馬 信之
1
,
豊永 純
1
1久留米大学医学部第2内科
pp.540-544
発行日 1993年3月10日
Published Date 1993/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902036
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従来,大腸癌の初期形態として隆起型(I型)早期癌が最も重要視されていたが,近年,表面型(II型)早期癌が数多く報告されるに至り1〜4),進行癌への発育,進展の初期形態としては隆起型よりむしろ表面型早期癌のほうが主体をなすと考えられてきている.
特に表面陥凹型(IIc)は表面隆起型(IIa)に比べ,より小サイズのうちから粘膜下層へ浸潤するものが多く存在し3,4),臨床的に発見および処置に十分な注意をはらわねばならない.
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