Japanese
English
臨床報告
先天性直腸肛門狭窄症の1例
A case report of congenital ano-rectal stenosis
宇野 武治
1
,
田中 厚志
1
,
餅田 良顯
1
,
原田 幸雄
1
,
宮本 礼子
2
Uno Takeji
1
1浜松医科大学第1外科
2浜松医科大学小児科
pp.641-644
発行日 1991年5月20日
Published Date 1991/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900445
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はじめに
先天性直腸肛門狭窄症は直腸肛門奇形の分類上,特殊な例として諸家の報告がみられる1〜3).また,本症には仙骨前腫瘍や仙骨奇形の合併率が高いとされており,診断治療上注意を要する4).われわれは,高度の体重増加不良を主訴として来院し,仙骨部分欠損,片側肥大,右水腎水尿管症,左重複腎盂重複尿管症を合併した先天性直腸肛門狭窄症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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