Japanese
English
臨床報告
回盲弁の寄生虫性好酸球肉芽腫による腸重積の1例
A case report of parasitic eosinophilic granuloma of the ileocecal valve causing intussusception
金 定基
1
,
三井 毅
1
,
浅田 康行
1
,
飯田 善郎
1
,
三浦 将司
1
,
藤沢 正清
1
JunGi KIM
1
1福井県済生会病院外科
pp.1825-1828
発行日 1990年11月20日
Published Date 1990/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900325
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はじめに
われわれは,回盲弁の好酸球性肉芽腫を先進部とする腸重積を呈し,その肉芽腫内にアニサキス幼虫と考えられる虫体を発見した症例を経験した.最近,腸アニサキス症の報告が増加しているが,著者らの検索した限りでは,このような症例はなく,極めて珍しい症例と考えられたので若干の考察を加えて報告する.
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