Japanese
English
臨床報告
軟部組織に発生した好酸球肉芽腫の1例
Eosinophilic granuloma of the soft tissue:a case report
中尾 武久
1
,
北川 敏夫
1
,
深野木 正人
1
Takehisa NAKAO
1
1熊本大学医学部整形外科
pp.1085-1087
発行日 1974年8月20日
Published Date 1974/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206111
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はじめに
好酸球浸潤を伴つた肉芽腫,いわゆる好酸球肉芽腫は,1929年Finziが,15歳男子頭蓋骨に発生した症例を発表して以来,かなり多数の報告を見る.ところで,発生部位としては,骨,皮膚,皮下軟部組織があげられるが,特に軟部組織に見られる好酸球肉芽腫は,外国および本邦においても報告が少なく,極めてまれなものであるとされている.最近われわれは,右上腕下部に発生した好酸球肉芽腫の1例を経験したので報告する.
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