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特集 臓器全摘術の適応と問題点
喉頭全摘術の適応と問題点
Indications and problems of total laryngectomy
村上 泰
1
,
久 育男
1
,
安田 範夫
1
Yasushi MURAKAMI
1
1京都府立医科大学耳鼻咽喉科
pp.949-954
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900153
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喉頭全摘術は喉頭癌に対する最もポピュラーな術式であるが,それ以外の疾患,たとえば甲状腺癌,下咽頭頸部食道癌などで合併切除されることがある.それらの適応について述べるとともに,術後管理の要点,とくに気管カヌーラ使用時の注意,術後合併症,音声再獲得の方法についてもまとめた.喉頭全摘は発声機能を失うことを意味し,患者の悲しみは想像を絶する,その精神的苦痛をよく理解して適応を決めるべきであろう.
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