Japanese
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シリーズ DPCに対応したクリニカルパスの実際―悪性腫瘍
④喉頭亜全摘術
④Supracricoid laryngectomy with cricohyoidoepiglotto-pexy
清野 由輩
1
,
中山 明仁
1
,
岡本 牧人
1
Yutomo Seino
1
1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.319-329
発行日 2008年4月20日
Published Date 2008/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101234
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Ⅰ はじめに
クリニカルパス(以下,パスと略す)は医療の標準化,チーム医療の推進,患者満足度の向上,医療精度の向上,医療経済的効果などのメリットがあり,近年,耳鼻咽喉科の臨床でも普及が進んでいる1)。当科での喉頭癌T3症例の治療方針は喉頭亜全摘術(以下,SCL-CHEPと略す)あるいは放射線化学併用療法であり2),このうちすでにパスを導入して運用している3)のはSCL-CHEPのみである。本術式のような新しい医療を導入,展開する際にパスを使用することはさまざまな点で有用であったので,当科におけるSCL-CHEPパスの導入と運用および改訂について報告する。
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