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特集 外科医のための整形外科
アキレス腱断裂
Rupture of the achilles tendon
萬納寺 毅智
1
Taketomo MANNOJI
1
1関東労災病院スポーツ整形外科
pp.869-873
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900139
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アキレス腱断裂の診断には,受傷時の動作・断裂音など現病歴の聴取がまず第一となる.診察では,陥凹の触知・Thompson�s squeeze testで足関節の底屈をみないことの2点が最重要である.ベタ足歩行ができるからといって軽率に見逃してはならない.クラブ活動レベル以上のスポーツ選手では筋力の低下・再断裂の面から考えて手術療法を選択する.術後の再断裂は5〜7週に多くみられる.この時期では注意を要す.予防として,以前からの慢性のアキレス腱痛をもっていた症例もあるので,同部の疼痛を有するものは完治するまで全力でのスポーツ活動は控えたほうがよい.
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