Japanese
English
臨床報告
腹腔動脈瘤の1治験例
Excisional treatment of aneurysm of celiac artery
石川 恵一郎
1
,
田村 智江子
1
,
山本 秀樹
1
,
立石 秀郎
1
,
成子 元彦
1
,
金 鐸東
1
,
藤村 智恵子
1
,
大城 孟
1
,
田中 敏彦
2
Keiichiro ISHIKAWA
1
1阪和住吉総合病院外科
2阪和病院内科
pp.635-639
発行日 1990年5月20日
Published Date 1990/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900103
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はじめに
腹腔動脈瘤は稀な疾患であり,内臓動脈瘤の約4%を占めるにすぎない1),一般に無症状で経過することが多いが,破裂による死亡率は80%と高い.外科治療の最初の成功例は,欧米では1958年Shumackerら2)が,本邦では1969年山田ら3)が報告している.今回,われわれは心窩部痛,下血を主訴とする63歳男性の腹腔動脈瘤を経験し,瘤切除,血行再建術を施行したので報告する.
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