Japanese
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臨床研究
腹部大動脈瘤手術における3枝(下腸間膜動脈・両側内腸骨動脈)結紮例の検討
Ligation of inferior mesenteric artery and bilateral internal iliac arteries in abdominal aortic aneurysm operation
桜沢 健一
1
,
岩井 武尚
1
,
佐藤 彰治
1
,
村岡 幸彦
1
,
木下 晴之
1
,
井上 芳徳
1
,
遠藤 光夫
1
Kenichi SAKURAZAWA
1
1取手協同病院外科
pp.625-629
発行日 1990年5月20日
Published Date 1990/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900101
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緒言
腹部大動脈瘤手術後の腸管虚血を引き起こさぬため,下腸間膜動脈(IMA)・内腸骨動脈(IIA)の温存・再建の必要性が論じられてきたが,その判断基準は未だ確立されていない.われわれは新しい術中モニタリング手段として経肛門的直腸内ドップラー法を開発し臨床応用を重ねてきた.
今回は本法の所見を根拠としてIMA・両側IIAの3枝すべてを結紮し経過を観察しえた腹部大動脈瘤症例につき検討した.
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