Japanese
English
臨床報告
急速に拡大した右内腸骨動脈瘤の1治験例
A case of the rapid expanding aneurysm of right internal iliac artery
遠藤 将光
1
,
佐藤 日出夫
1
,
浅井 徹
1
,
松村 正己
1
,
小林 弘明
1
,
関 雅博
1
,
木谷 正樹
1
,
能登 佐
1
Masamitsu ENDO
1
1石川県立中央病院胸部心臓血管外科
pp.1123-1125
発行日 1988年6月20日
Published Date 1988/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210116
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はじめに
内腸骨動脈瘤は発生頻度が低く,またその解剖学的位置のため腹壁からは触知しがたいため診断されにくく,破裂を契機に診断される場合が多い1).今回われわれは末梢の閉塞性動脈硬化症(以下ASO)の増悪により,偶然に急速な拡大を確認し得た内腸骨動脈瘤を経験した.内腸骨動脈瘤の瘤拡大に関する報告は見当たらず貴重な症例と思われ,その成因,手術適応などについて若干の文献的考察を加えたので報告する.
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