Japanese
English
臨床報告
左梨状窩瘻が感染経路と考えられる急性化膿性甲状腺炎の1例
A case of acute suppurative thyroiditis due to a left piriform fistula
浜田 邦美
1
,
長野 貴
1
,
林 郁郎
2
Kunimi HAMADA
1
1徳島県立中央病院外科
2徳島県立中央病院内科
pp.513-516
発行日 1990年4月20日
Published Date 1990/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900085
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はじめに
急性化膿性甲状腺炎は比較的稀な疾患で,その原因には不明な点が多かったが,最近これらの症例が先天性梨状窩瘻を感染経路とすることが明らかにされ,新しい疾患概念として注目されている.
今回われわれは,左梨状窩瘻を感染経路として急性化膿性甲状腺炎を発症し,瘻管を摘除することにより良好な経過をもたらした1例を経験したので報告する.
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