Japanese
English
臨床報告
外傷性食道破裂の1治験例
A case report of traumatic esophageal rupture
大槻 鉄郎
1
,
福谷 明直
1
,
柴田 純祐
1
,
小玉 正智
1
,
青木 裕彦
2
,
水野 光邦
2
Tetsuro OHTSUKI
1
1滋賀医科大学第1外科
2草津中央病院外科
pp.509-512
発行日 1990年4月20日
Published Date 1990/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900084
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
食道損傷の中でも外傷性食道破裂は稀な外傷であり,異物誤飲や内視鏡検査による医原性損傷を除くと本邦においては調べ得た限りでは13例が報告されているに過ぎない.われわれは,自動二輪車での交通事故による外傷性食道破裂症例に胸部食道切除術を施行し,術後約1ヵ月後に心タンポナーデを併発したが無事救命し得た症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.