Japanese
English
臨床報告
巨大臀部腫瘤を呈した神経線維腫症(Giant Pachydermatocele)の1例
A case of giant gluteal tumor in neurofi bromatosis (Giant Pachydermatocele)
内藤 明広
1
,
佐々木 信義
1
,
原 普二夫
1
,
大和 俊信
1
,
江口 武史
1
,
正岡 昭
1
Akihiro NAITO
1
1名古屋市立大学医学部第2外科
pp.377-380
発行日 1990年3月20日
Published Date 1990/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900061
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はじめに
von Recklinghausen病1)(以下R病)における神経線維腫の中には表皮直下よりび漫性に増殖し,時には筋層まで浸潤して巨大な腫瘤を形成するpachyder-matocele2)(以下本症)と呼ばれるものがある.われわれは13歳時腫瘍内出血のため緊急手術を行い,以後およそ3年毎に腫瘍部分切除術を行っている20歳男性の症例を経験したので,本症の外科的治療の問題点を中心に考察を加え報告する.
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