特集 結腸左半切除を極める
扉
pp.609
発行日 2024年6月20日
Published Date 2024/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214546
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
大腸切除術において,直腸切除と同様に高難度手術に挙げられるのが結腸左半切除術である.頻度の少なさもさることながら,脾臓・膵臓など,ひとたび損傷を起こすと対応に難渋する部位にあることや,支配血管やリンパ流の理解の難しさ,慣れない結腸-結腸吻合など,困難となる要因は多岐にわたる.これらは特に,低侵襲化により操作を体腔内という狭い空間で行うことによって,さらに難度が増したように感じる.本特集では結腸左半切除の手術手技について,若手外科医に向け,ありがちな困難症例への対処法を含めてエキスパートの先生方に伝授していただいた.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.