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特集 進化する外科教育と手術トレーニング
手術教育におけるVR,メタバース利用
VR手術トレーニングの現在と今後—リアルとサイバーのマルチモーダル教育
Current status and future of VR surgical training : real and cyber multimodal education
藤原 道隆
1,2
,
桜井 麻奈美
1
,
中西 香企
2
,
高見 秀樹
2
,
小寺 泰弘
2
,
田中 由浩
3
Michitaka FUJIWARA
1,2
1名古屋大学大学院医学系研究科メディカルxRセンター
2名古屋大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科
3名古屋工業大学大学院工学研究科電気・機械工学専攻
キーワード:
VR手術シミュレーター
,
マルチモーダル
,
HMD
,
サイバー空間
,
メタバース
Keyword:
VR手術シミュレーター
,
マルチモーダル
,
HMD
,
サイバー空間
,
メタバース
pp.573-578
発行日 2024年5月20日
Published Date 2024/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214535
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【ポイント】
◆コロナ感染拡大期に,webセミナー(ウェビナー)や遠隔診察のようなサイバー空間活用が本格化した.そのなかで業務利用としても注目が高まったメタバースはウェビナーより高レベルのインタラクション(双方向作用)が可能で,手術手技のようなスキルトレーニングへの応用も期待されているが,現時点では現実(フィジカル=リアル)空間におけるトレーニングを抜きにはできない.
◆リアル空間におけるVRスキルトレーニングでは,視聴触覚というマルチモーダルのインタラクションが可能なVR手術シミュレーターが現状では最適の方法である.
◆「コロナ後」も,医療DXの進展に伴いサイバー空間活用が拡がると考えられるが,スキルトレーニングにおいては,視聴覚以外の5感,なかでも触覚も加えたマルチモーダルを実現するシステム開発が行われている.
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