Japanese
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特集 術後QOLを重視した胃癌手術と再建法
胃全摘
腹腔鏡下胃全摘術における空腸パウチ作製の手技とポイント
Technique of jejunal pouch reconstruction in laparoscopic total gastrectomy
太田 秀一
1
,
沈 由剛
1
,
庄野 容子
1
,
李 悠
1
,
石田 叡
1
,
岡村 昌彦
1
,
関岡 明憲
1
,
水上 陽
1
,
壷井 邦彦
1
,
伊藤 鉄男
1
,
足立 幸人
1
Shuichi OOTA
1
1社会福祉法人 恩賜財団大阪府済生会野江病院消化器外科
キーワード:
胃全摘
,
空腸パウチ
,
腹腔鏡
Keyword:
胃全摘
,
空腸パウチ
,
腹腔鏡
pp.559-564
発行日 2023年5月20日
Published Date 2023/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214124
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【ポイント】
◆パウチ作成(腹腔内操作):腹腔内で十分な犠牲腸管を作成する.補助切開はトライツ靱帯の高さで正中におき,腸間膜が捻れないように体外へ導く.
◆パウチ作成(体外操作):腸管牽引はごく軽度にする.折り返し16 cmの空腸で小さなパウチ(SigniaTM camel 60 mm+45 mm)を形成する.排出路の狭窄に注意し共通孔を閉鎖する.
◆食道空腸吻合:パウチの頂点が左背側に位置するように順蠕動方向に食道後壁と吻合する.pseudo fornixの形成を意識する.
◆パウチの固定:左側への落ち込み予防するため,横行結腸,横行結腸間膜へ固定する,必要に応じて十二指腸への固定も追加する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年5月末まで)。
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