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特集 外科医が知っておくべき! 免疫チェックポイント阻害薬
症例紹介
職業性胆管癌再発に対しニボルマブで完全寛解後長期間durable responseが認められた1例
A case of long-term durable response after complete response to nivolumab for recurrent occupational cholangiocarcinoma
田中 肖吾
1
,
久保 正二
1
,
石沢 武彰
1
Shogo TANAKA
1
1大阪公立大学大学院肝胆膵外科学
キーワード:
塩素系有機溶剤
,
腫瘍微小環境
,
ニボルマブ
,
前癌病変
,
多中心性発癌
Keyword:
塩素系有機溶剤
,
腫瘍微小環境
,
ニボルマブ
,
前癌病変
,
多中心性発癌
pp.74-82
発行日 2023年1月20日
Published Date 2023/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214011
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【ポイント】
◆職業性胆管癌は,塩素系有機溶剤の高濃度・長期曝露による化学発癌である.
◆広範囲の肝内外胆管に慢性胆管傷害,前癌病変(胆管上皮層内腫瘍および胆管内乳頭状腫瘍)が認められ,同部ではDNA損傷が引き起こされている.
◆通常の胆管癌の約30倍に相当する高い腫瘍遺伝子変異量を有し,胆管癌でPD-L1の発現が確認されている.
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