Japanese
English
症例
ニボルマブ投与後にStevens-Johnson Syndromeを生じた2例
Two Cases of Stevens-Johnson Syndrome Associated with Nivolumab Therapy
森岡 友佳
1
,
独孤 龍
1
,
廣瀬 朋子
2
,
執行 あかり
2
,
幸田 太
1
,
古江 増隆
3
Yuka MORIOKA
1
,
Long DUGU
1
,
Tomoko HIROSE
2
,
Akari SHIGYO
2
,
Futoshi KOHDA
1
,
Masutaka FURUE
3
1飯塚病院,皮膚科(主任:幸田 太主任部長)
2北九州市立医療センター,皮膚科
3九州大学大学院医学研究院,皮膚科学分野,教授
キーワード:
免疫チェックポイント阻害薬
,
ニボルマブ
,
Stevens-Johnson syndrome
,
irAE
,
免疫関連有害事象
Keyword:
免疫チェックポイント阻害薬
,
ニボルマブ
,
Stevens-Johnson syndrome
,
irAE
,
免疫関連有害事象
pp.1985-1989
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001718
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症例1:72歳,男性。初診約1カ月前に非小細胞肺癌に対してニボルマブ1コース目が投与された。Day 16に咽頭痛が出現,症状は徐々に増悪,口腔内と口唇にびらんが多発し,Day 24に手足に紅斑が出現した。ニボルマブによるStevens-Johnson syndromeと診断し,ステロイド投与により軽快した。症例2:70歳,男性。初診17日前に進行胃癌に対して4コース目のニボルマブを投与された。Day 17に口腔内のびらんと手足の紅斑が出現,徐々に症状が増悪した。ニボルマブによるStevens-Johnson syndromeと診断し,ステロイド投与により軽快した。免疫チェックポイント阻害薬により,投与後早期でも重篤な皮膚粘膜障害が出現し得ることを念頭に置く必要がある。
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