病院めぐり
公益財団法人慈愛会今村総合病院外科
帆北 修一
1
,
上之園 芳一
1
1公益財団法人慈愛会今村総合病院外科
pp.590
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213718
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公益財団法人慈愛会今村総合病院は,前身の今村病院分院が1984年,76床で慈愛会として鹿児島市内での2番目の急性期病院として開設されたことが始まりです.その後,内科系を中心に増床・増科(287床)してきましたが,外科が2014年に今村病院から移動した後,2017年に病棟の新増築に伴い今村総合病院と名称を変更しました.2022年2月現在,428床で32の診療科を標榜しています.病院全体で断らない医療の提供を心がけており,365日24時間体制のER・脳卒中センターを中心とする救急医療,手術・抗がん剤治療(外来化学療法室20床)・放射線治療(トモセラピー)を用いた集学的な癌診療(鹿児島県がん診療指定病院)および高度医療を提供する専門医療を大きな柱としています.臨床研修病院として初期研修医の教育や看護師特定行為研修センターでスタッフの教育を行っています.2020年以降の新型コロナウイルス感染症に対しては,感染確認者の受け入れ,発熱外来,ワクチン接種(院内での地域住民や企業を対象,大規模接種会場への派遣)等を積極的に行っています.
外科・消化器外科の診療の基本は,鏡視下手術とがん治療を中心にした丁寧で安全・安心な高度医療の提供です.副院長兼外科・消化器外科主任部長の上之園を中心に,院長の帆北を含めて6名の常勤医で消化器を中心として甲状腺・一般外科の診療を担当しています.いずれも鹿児島大学消化器外科(旧第一外科)の教室員で,医局の連携講座となっています.
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