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特集 ガイドラインには書いていない 大腸癌外科治療のCQ—妥当な治療と適応を見直そう
T1大腸癌の追加腸切除の適応は縮小できないのか
Optimization of the indication of additional bowel resection for locally resected T1 colorectal cancer
梶原 由規
1
,
神藤 英二
1
,
岡本 耕一
1
,
上野 秀樹
1
Yoshiki KAJIWARA
1
1防衛医科大学校外科学講座
キーワード:
T1大腸癌
,
リンパ節転移予測
,
手術適応
Keyword:
T1大腸癌
,
リンパ節転移予測
,
手術適応
pp.142-146
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213615
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【ポイント】
◆現行の大腸癌治療ガイドラインの推奨基準に基づくと,T1大腸癌の約2割はリンパ節転移リスクが著しく低いと判断でき,局所摘除後の追加腸切除は不要である.
◆一方,追加切除が推奨される症例においても,実際のリンパ節転移率は1割をやや上回る程度である.
◆リンパ節転移リスク因子におけるリスクの重みづけや新たなリスク因子の導入により,追加腸切除の適応をより適切に判断できる可能性がある.
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