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特集 ガイドラインには書いていない 大腸癌外科治療のCQ—妥当な治療と適応を見直そう
TNM以外で本当に臨床的に有用な大腸癌の予後因子はあるのか—炎症性マーカー,栄養指標および遺伝子を用いた大腸癌治癒切除後予後因子の検討
Examination of prognostic factors after curative resection of colorectal cancer using inflammatory markers, nutritional indicators and genes
端山 軍
1
,
松田 圭二
1
,
橋口 陽二郎
1
Tamuro HAYAMA
1
1帝京大学外科学講座
キーワード:
炎症性マーカー
,
栄養指標
,
遺伝子
Keyword:
炎症性マーカー
,
栄養指標
,
遺伝子
pp.136-141
発行日 2022年2月20日
Published Date 2022/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213614
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【ポイント】
◆炎症性マーカーにおいて,好中球/リンパ球比(NLR),血小板/リンパ球比(PLR),単球/リンパ球比(MLR)が再発予測因子として有用であった.
◆栄養指標の中でPrognostic Nutritional Index(PNI),Glasgow Prognostic Score(GPS),Controlling Nutritional Status(CONUT)スコアで再発率の予測因子として有用性を比較したところ,CONUTスコアが一番有用であった.
◆RAS変異,BRAF変異ではKRAS遺伝子変異が予後予測因子であった.
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