書評
—長浜隆司,竹内 学(編)—上部消化管内視鏡診断アトラス
野中 康一
1
1東女医大・消化器内視鏡科
pp.835
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213396
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インターネット社会となり,若手内視鏡医はネットで好きなときに興味がある領域だけ勉強すればよい時代となった.なってしまったというほうが表現は正しいかもしれない.大勢の前で内視鏡所見を読影するドキドキ感は縁遠いものとなり,貴重な症例を勉強できる勉強会へ積極的に参加しようという意気込みのある若手内視鏡医は絶滅危惧種になりつつある.
さらに追い打ちをかけるように誰もが予想だにしなかった新型コロナウイルス感染症のパンデミックに襲われ,勉強会に参加するどころか開催もされない状況となった.時間はあるのに,勉強会に参加できない.学会に参加できない.そういう若手内視鏡医が増えているように思える.
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