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特集 若手外科医のための食道手術ハンドブック—良性から悪性まで
良性疾患に対する手術手技
裂孔ヘルニアに対する腹腔鏡手術の手技
Laparoscopic surgical techniques for esophageal hiatal hernia
竹村 雅至
1
,
嶋田 泰尚
1
,
瀧井 麻美子
1
,
形部 憲
1
,
大嶋 勉
1
,
山田 正法
1
,
田中 芳憲
1
,
藤尾 長久
1
Masashi TAKEMURA
1
1社会医療法人景岳会南大阪病院外科
キーワード:
食道裂孔ヘルニア
,
腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術
,
胃固定術
Keyword:
食道裂孔ヘルニア
,
腹腔鏡下食道裂孔ヘルニア手術
,
胃固定術
pp.801-807
発行日 2021年7月20日
Published Date 2021/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213391
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【ポイント】
◆滑脱型食道裂孔ヘルニアでは食道裂孔の右側からのアプローチ(右側アプローチ)で行うが,Ⅲ型・Ⅳ型ヘルニアでは左側アプローチが行いやすい.
◆ヘルニア囊は可及的に切除するが,食道腹側面でヘルニア囊に接して迷走神経前幹が存在していることが多く,無理な剝離は行わない.腹部食道の背側では伴走する迷走神経後幹の確実な確認と温存が必要である.
◆腹腔鏡下縫合手技を多用する手術であるため,縫合手技がスムーズに進まないと手術時間が延長する.普段からの縫合手技のトレーニングが重要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年7月末まで)。
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